2024/9/21 オルタナティブネットワーク会議
日本国内でインディペンデント/オルタナティブに海外のアーティストとの交流やAIR、ネットワーク構築を行っている方々を名古屋にお招きして会議を開催します。みなさんの活動内容をご紹介いただくとともに、美術館や公的な組織ではないオルタナティブな実践だからこそ可能な海外とのネットワーク構築や、国内での横の繋がりを作ることで可能になる実践の多様化の可能性などについてお話しできればと思います。
オルタナティブネットワーク会議
⚫︎開催日時:9月21日(土)13:00-17:00
⚫︎会場:Q SO-KO(名古屋市中川区外新町2-84)
⚫︎入場料:無料
⚫︎申込:こちら
⚫︎登壇者(順不同、敬称略):
・Qenji Yoshida/TRA-TRAVEL(大阪)
・mizutama/FIGYA(大阪)
・東方悠平/AIR-H(青森)
・池田昇太郎/山本製菓(大阪)・OOTE41221 (長野)
・橋爪亜衣子/(ゆ)、ドマコモンズ (大分)
・Dian Arumningtyas/indeks(バンドン)
⚫︎主催:SEASUN、協力:Indeks、助成:公益財団法人小笠原敏晶記念財団
登壇者(順不同、敬称略)
Qenji Yoshida/TRA-TRAVEL(大阪)
共通の言語を持たない人々の間、人間と動物の間、あるいはあなたと私の間など、一見すると理解し合えない『間』をテーマにするアーティスト。
2019年に大阪を拠点に「国際的なアートネットワークを結ぶこと」をミッションにもつアートハブ/オーガナイザーションTRA-TRAVELを共同設立。拠点としてのスペースをもたず、大阪の様々な施設とコラボレーションし『展覧会の企画運営』、『レジデンス事業』、『トークイベント』など国内外で実施している。
mizutama/FIGYA(大阪)
岡山県出身、大阪市此花区在住。
2012年より共同アトリエ「此花メヂア」入居、共に展覧会に参加。
2013年に此花区梅香でアートスペース FIGYA運営開始。2016年よりフィリピンを中心に、東南アジアで展示、パフォーマンス活動を始める。京都を拠点に活動しているダンスカンパンー「neji&co.」にサウンド担当として参加。平成29年度 芸術文化魅力育成プロジェクト 「Osaka Creative Archipelago」で若手アートプロデューサーに選ばれる。東南アジア アートレジデンシー会議「Southeast Asian Art Residencies Meeting 2018」にFIGYA代表として参加。2019年マニラで開催されたメディアアートフェスティバル『WSK』に参加。等様々な形態でアートに関わりジャンルを横断している。
東方悠平/AIR-H(青森)
1982年札幌市出身、2023年東京藝術大学大学院映像研究科博士後期課程映像メディア学専攻修了。芸術実践における「遊び」を手がかりに、立体作品や映像インスタレーション作品の制作、参加型のプロジェクトやワークショップなどを行う。2017年より青森県八戸市に在住し、フィリピンなどからアーティストを招へいしてアーティスト・イン・レジデンスプログラムを行うAIR-Hを主宰。2021年に文化庁の新進芸術家海外研修制度により、ベトナム社会主義共和国フエ市(THEN Cafe、フエ美術大学)に滞在。
池田昇太郎/山本製菓(大阪)・OOTE41221 (長野)
1991年生まれ。詩人、古物商。2015年より大阪市天下茶屋の元おかき工場にて「プロジェクト⇆スペース山本製菓」を運営。詩人としてのパフォーマンスや創作と並行して、国内外のアーティストや音楽家と協働し、プロジェクトやイベントの企画を行う。2024年より拠点を長野県松本市に移し、プロジェクトスペースOOTE41221を中心に活動。
橋爪亜衣子/(ゆ)、ドマコモンズ (大分)
関東の文化施設に勤務後、半年間のインドネシア滞在を経て2019年より大分県別府市へ。同年、土地と作り手・つなぎ手をむすぶレジデンス兼企画チーム、(ゆ)を作家 泉イネと共同で開始。2021年、引っ越しとメンバー改変に伴い、拡張した土間部分をマイクロコモンズとみなして多目的に活用し、小規模に所有を手放す実験「ドマコモンズ」(@domanoyu) をスタート。イベントやアーティスト・イン・レジデンス、コモンズ/アジール研究、鍋など行う。
早吸連(@hayasuiren) 、vs?collective(@vsvscollective)メンバー。国際交流基金アジアセンター EYESプロジェクトフェロー(2019)、共著『危機の時代を生き延びるアートプロジェクト』(2021)
Dian Arumningtyas/indeks(バンドン)
文化の移動、芸術的手段としてのコミュニティ関与、アーカイブや図書館のコレクションを通じたテキストの読み取りに着目している。また長期的なリサーチプロジェクトでは、アーティスト・イン・レジデンスが、特定のコミュニティの発展を目的とした際に、いかに政府や資金提供者の狙いに則した文化的戦略となるのか分析している。文化を形成する上で、権力関係およびその地域コミュニティが同等に活性化することに関心を持っている。
近年のプロジェクトに、韓国国際文化交流振興院の支援によるBarim-Gwangjuとの共同キュレーション「Post-Localization Syndrome」、ゲーテ・インスティトゥート・バンドンとのキュレーション・ワークショップの共同開発(2022年)、レジデンス・プログラムにおける子を持つ女性アーティストに焦点を当てた出版物への寄稿(2021年)、石橋財団・国際交流基金 日本美術リサーチフェローシップ(2020年)などがある。現在、2020年にバンドンに設立されたアートスペース・Indeksのプログラムディレクター。